2024.06.01

6月のたより

恵みの雨をたくさん浴びて、植物がぐんぐん生長し、また虫たちが盛んに動き出し、生命力を身近に感じる季節となりました。気温がぐ~んと上がり、夏日もあった5月。園庭では、早々にどろんこ遊びや水遊びが始まりました。植物の水やりのために作ったペットボトルジョウロも、子どもたちの手にかかれば、水遊びの道具となり、年長組の子どもたちは、早速自分たちでペットボトルジョウロを作って遊んでいました。園庭には子どもたちの歓声が響き渡り、水と戯れるその表情は生き生きしています。これから梅雨を迎えます。雨の日が続くと戸外での活動が制限されたり、蒸し暑かったり、と少し憂鬱になりそうですが、雨あがりの園庭では子どもたちが泥んこ遊びを堪能することができます。また、明るい空を見て太陽の存在に改めて感謝することもあります。太陽の光・雨・曇り空・風…など幾つもの自然と触れあえるこの季節、水の冷たさや気持ちよさを感じ、水と戯れることがより一層楽しめるよう、環境を整え子どもたちと共に心を動かして過ごしていきたいと思います。

新年度が始まり、2か月ほど経ちました。この2か月は、子どもたちが新しい環境に慣れるのももちろんですが、保育者もまた新しい環境の中、子どもたちや保護者の皆様との信頼関係を築けるようにと、毎日のかかわりを大切にしてきました。子どもたちは、日々友だちや先生と生活を共にしていく中で、園生活が楽しくなり自分の居場所を見つけられるようになってきました。主体的な活動の時間には、異年齢の交流もあり、お姉ちゃん・お兄ちゃんが小さい子どもたちのお世話をしてくれたり、一緒に遊んでくれたりして安心して過ごせるようになってきています。ちょうどこのタイミングで、絵本作家の『きくち ちき』さんが、園内の壁に絵を描いてくださいました。ちきさんが表現された動物や虫たち…とても躍動感があり、絵を見ながら「のってみたいな~!」と思わず口にする3歳児もいました。ひつじさんを見て、「このひつじふかふかだね~」と言うので、その理由を尋ねると『毛の色が違っているから』ということでした。そして、ひつじを触りながら「きもちいい!」とひつじに思いを寄せる子どもの姿に、ほっこりしました。また、「どれがいちばんすき?」「すきなの3つまでいっていいよ」などと、友だちと会話しながらちきさんの絵に魅了され、楽しい時間が増えた子どもたちです。

先日、聖モニカ幼稚園前園長の鈴木道子先生が、天に召されました。子どもたちのことが大好きで、いつも子どもたちが幸せになることを思っておられ、『子どもたちの心に寄り添うこと』『子どもたち一人ひとりを受け入れること』を自ら示してくださった先生でした。鈴木先生の昇天を、それぞれのお部屋で分かちあい、お祈りの時を持ちました。その日の戸外遊びの際に、一人の子どもが空を見あげて「なんか、(鈴木先生が)いるきがするよ みてくれとるんかね~」といってくれました。そのエピソードを聞いて、私の心は慰められました。

園長 松尾 栄理香