2020.12.28

2学期が無事に終わりました

今年は、新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、お家の方々とご一緒に聖モニカ幼稚園のクリスマスを迎えることができませんでした。このような状況ではありますが、子どもたちと共にクリスマスの礼拝を守ることができたことは嬉しく感じています。保護者の皆様にはいろいろとご理解いただきましたこと、心より感謝しております。
今年も子どもたちのところにはサンタさんがきてくれたようでした。降園の際に「サンタさん きとったんと!」「サンタさんからプレゼントもらったんよ」と全身で喜びを伝えてくれました。その言葉を聞いた時、次のことを思い出しました。
『もう数年前のことになるが、アメリカのある児童文学評論誌に、次のような一文が掲載されていた。「子どもたちは、遅かれ早かれ、サンタクロースが本当はだれかを知る。知ってしまえば、そのこと自体は他愛のないこととして片付けられてしまうだろう。しかし、幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、その人の中に信じるという能力を養う。」・・・・・心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、心の中にサンタクロースを収容する空間をつくりあげている。・・・・・この空間、この収容能力、つまり目に見えないものを信じるという心の動きが、人間の精神生活のあらゆる面で、どんなに重要かは言うまでもない・・・・・』(松岡享子著 サンタクロースの部屋より一部抜粋)
 サンタさんからのプレゼントに絵本がありました。その絵本をお兄ちゃんと一緒にお家で読んでもらったのでしょう。お兄ちゃんを送ってきた帰りに私のところに来て「ここにおるよね」と自分の胸をトントンとたたきました。なんのことだろう?と思い、「ん?」と応えると、「きりすとさま おるよね。」と続きました。「うん、そうだね。イエスさまここにいてくださるよ。だいじょうぶだよ。」と話しました。近くにいたお母さんが「サンタさんからもらった『くつやのマルチン』を読んだんだよね。」と添えてくださいました。未就園児の小さな心の中にもイエスさまを感じることができて、冷たい朝でしたが心はとても温かくなりました。

 新型コロナウイルス感染症が拡大して、この未曾有の出来事に私たちの日常は一変しました。人とコミュニケーションをとることも困難となり、日常生活においてはマスク着用が必須となり、会話をするときは相手の表情も分かりにくくなりました。密を避けるためにもソーシャルディスタンスが必要となり、保護者の皆様に集まっていただくことも極力その回数を少なくしてきました。窮屈で不安な日が続いておりますが、約2000年も前、暗闇の世の中に“イエスさまお誕生”という光が灯されたように、日常にある小さな喜びを心に留めて、この時を子どもたちや保護者の皆様と共に進んで行きたいと思っています。
新しい一年が笑顔あふれる心豊かな日々となりますようお祈りしています。

園長 松尾 栄理香