2020.10.01

10月のたより

空を見上げると澄み渡った青空が広がっていたり、うろこ雲やいわし雲が空一面を覆ったりしています。また時には、風で雲が流され、ハケで白いペンキをはいたように見えたり、釣り針のように先が曲がったように見えたりするすじ雲やはね雲、空一面を薄いベールで覆ったように見えるかすみ雲など、毎日その表情を変える秋の空。幼稚園にも、子どもたちからどんぐりや栗、色づいた落ち葉など“秋”が届けられることが多くなりました。秋は五感を研ぎ澄まし、心と体を充分に使って活動するのに最適の季節ですね。

『食欲の秋』。食物には、“旬”がありますが、特に秋の食材は豊富です。最近では旬の時期とは関係なく、スーパーに野菜や果物が並んでいることが多くなり、その食物の旬がいつなのか分からなくなりそうな場面もあります。野菜は気温と土の中の温度(地温)、湿度を感じながらゆっくり生長し、自分にふさわしい季節に実り、それが“旬”と言われています。旬の野菜は、形だけでなく味わいや栄養的にも季節の道理が働き、それは人間のからだが求めるものと一致しているそうです。そして、根菜や芋類といった秋の野菜は、夏の疲れを癒し、からだを温め、冬に備える体づくりを助けてくれます。さまざまなサプリメントが販売されていますが、市販のサプリメントは70%以上が排出されるそうです。これらのことを思うと、旬の食物に勝るものはないですね。旬の食物は、腸内細菌が活発になり治癒力が高まるとされているので、“丈夫なからだづくり”のためにも旬の食物が食卓にあがることをおススメします。

『スポーツの秋』。幼稚園では、運動会に向けての準備が進み、園庭でかけっこやリレー・表現をしていると他の学年の子どもたちが声援を送ったり、歓声をあげたりしながら観ています。年長児がバルーンの表現をしていた時には、エントランスや2階のデッキテラスからたくさんの子どもたちが観ていました。表現が終わると「すご~い!!」という歓声と共に、拍手喝采が…。年長児の一人が「じゃあ、ねんちゅうさんにきいてみよう!」と感想を求めると「かっこよかったよ~。きれいだった!」と嬉しい感想がありました。その時の年長の子どもたちの照れくさそうな、そして少し誇らしそうな表情が印象に残っています。身近に憧れとなる存在を感じて、また認めてもらえる存在を感じて、子どもたちの育ち合っている姿に触れることができました。運動会に向けての取り組みの中で、体を動かすこと、運動することの楽しさや喜びを感じて、よく遊んでよく食べて、ぐっすり眠って免疫力を高め、季節の変わり目を健康に過ごして行きたいと思っています。
園長 松尾 栄理香