2021.04.01

4月のたより

 春休みの間に桜の花が満開となり、子どもたちの進級・入園を待たずして葉桜となりました。春というより初夏を思わせる日もあり、季節が急いて過ぎていくような新年度を迎えていますが、子どもたちは一人ひとりのペースでゆっくり歩んでいくことができるよう、寄り添っていきたいと思います。うれしい気持ちや楽しみな気持ちが膨らむ一方で『ドキドキする』『だいじょうぶかな』と不安や緊張を伴う4月です。進級した子どもたちは大きくなった喜びを感じながらも、クラスが変わったこと、友だちや先生が変わったことなどに戸惑い、自分の居場所を探る日々があると思います。新しく聖モニカ幼稚園に入園した子どもたちは、新しい環境に悲喜こもごもしながらも、お祈りを通して初めて神さまと出会うことでしょう。どんな時でも『だいじょうぶ』と見守ってくださる神さまを子どもたちと感じながら、2021年度も心豊かな日々を積み重ねていきたいと思っております。
 先日、ちゅーりっぷ組・たんぽぽルームの子どもたちが、満開の桜の木の下でお弁当を食べました。お弁当を食べる子どもたちの表情はいつになく嬉しそうで、「さいこ~!」と声をあげながら美味しそうに食べていました。コロナ禍の中、お花見の自粛も呼びかけられる昨今ですが、子どもたちは友だちや先生と春を感じながら、お花見を楽しみました。今年度も新型コロナウイルス感染症対策をしながらの保育となります。神さまの豊かなお恵みに感謝して、子どもたちとも保護者の皆さまとも心を通わせて、共に喜び、共に育ち合っていきたいと思っております。
園長 松尾栄理香