2021.11.29

藍染め

春に植えた藍の種。夏には、葉を収穫して乾燥させました。今年も、久保田先生や大山先生にお越しいただいて、乾燥した葉を使って藍染めをしました。天気にも恵まれて、気持ちよく作業することができました。
当日は、事前にハンカチに豆絞りの細工をしたものを水に浸しました。藍の葉や薬品などをいれて作っていただいた染め液は、独特の匂いがします。「くさい~!」と思わず鼻をつまむ子どももいれば、「いいにおい」「まっちゃみたい」「ソーダのあじがしそう」などという子どももいました。染め液の中に5分ほど浸けて、そのあと5分ほど空気に触れさせるという工程を3回繰り返した後、酢水つ浸けて色留めをすると鮮やかな藍色になりました。染め液の中では、黄緑色になったハンカチが空気に触れると青い色になりその化学反応も子どもたちには不思議な出来事でした。豆を外す終盤の作業は、毎年悪戦苦闘する姿があります。きつく巻いた輪ゴムをほどくのは至難の業です。黙々と手を動かし、時には先生やお手伝いのお母さんの手を借りながら豆をはずしていきました。豆を外すたびに模様の確認をしながら、心を動かしていました。「こんなもようになった」「あさがおみたい」「おほにさまになった」とあちらこちらで歓喜の声が聞こえてきました。仕上げは、水を張ったたらいやバケツでジャブジャブとすすぎの作業です。一枚一枚それぞれ味があり、素敵なハンカチができました!